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<格安?不動産物件 そしてこっちも崩壊>

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以前住んでいたアパートは元々、友人が住んでいて、
しかも彼女の実家と言うこともあり、
友達の思い出と私達のちょっと前の思い出の場所 懐かしくて時々通る。
そこでだいぶ前からほったらかしのこの廃屋に張り紙が付いた
私が住んでいた当時は泥棒が障害物レースをするコースになっていて少々物騒な地域。
でも、次第にアパートは外人向けに中期賃貸用に改装されてる場所が増え、
バルやお総菜屋もできてちょっと様子が変わって来た。

写真のアパート(スペイン語ではピソと言う)
売りに出ている。こちらの2階建て 場所にもよるけど
日本で言う1階は店舗や倉庫用で、住居用ではないことが多い。
右は2階は住んでいる人がいるようだ。
1階は不法侵入で住み着かないようにレンガで窓をふさいでいるけど
だれか、入った形跡。またはもう既に誰かが住んでいて
明かり取りに穴を開けたのか??

バルセロナ旧市街にはこんな誰も住んでいない物件が山ほどある。
日本と違って固定資産税の税率が低いのかな?
賃貸にする場合もある程度は人が住める状態にしないとダメらしい。
(ガス管が古くて工事が必要な物件もある 我が家がそうだった)
大家にリフォームする資金がないと、
こうやってほったらかしにされるのかもしれない。
慢性の住宅不足の解消に、物件を賃貸、売買せずに長期で維持するのを
ストップさせる法律が実施されると言う噂もきいた。

先週からユーロ為替が驚くほど下がって来て
いよいよ来る物が来た。
特にスペインはユーロ統合後の物価上昇が激しく
一番、バブル崩壊の影響を受けると言われている。
ちょっと注意深くみているだけで、それは容易に想像できる。
たとえば・・・
ユーロ統合前と統合後でははっきり気が付くぐらい
町を歩いている人が変ってきた。
たとえば、2000年以前は身長183cmの相棒はバルセロナでは
背が高いほうだった。2000年以後はまるで彼の身長が縮まったかのように
目立たなくなり、普通の人に。
バルセロナは気候がよく、適度に都会、物価も安いということから
イギリス、ドイツ、北欧などから人が爆発的に集まって来たからだ。
余計に不動産の価格もあがり、あっという間に庶民の生活も変わって来た。
18年前だったら生命保険のテレビコマーシャルなんか見なかったし、車もおんぼろ。

ロンドンの物価の高さには驚くけど収入も多い、
でも、バルセロナはイギリスほど物価は高くないけど収入はかなり低い。
良い気候の土地で仕事を求めても結局思った様な収入を得られないので
故郷へ戻るヨーロッパ人も少なくない。
不景気で仕事がないスペイン それでも南からボートに乗って
アフリカ人もやって来る。

正直言って世界でも物価が高いと評判の日本、
しかも東京で長年暮らしてきた私でもバルセロナの家賃の高さには驚く。
10数年前だったら300万円ぐらいでアパート購入できたのに・・・。
日本ではスペインはヨーロッパの第三世界、
物価が安いと言うイメージがまだあるかもしれないけど
それはとっくに昔の話。
気楽に暮らせなくなってきちゃった・・・。

しかし、いったい、いくらだろう?この物件。
興味のある人は電話してみたら?

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by patronistaT | 2008-09-18 01:46 | バルセロナ/スペイン事情