2008年 09月 11日
<ミリアム・オカリス/FROM THE IDEA TO THE CATWALK>
何度かブログでも紹介したが、公立の美術館、博物館は入場無料日。
もちろん私達も散歩がてら、行ったことのない美術館に行く事にした。
と、いっても近所の美術館だけど・・・。
午前中でも人通りの多い道を歩いていると、
いつもは大きな木製の閉ざされた門が開かれている。
なにか催しをやっているようだ。
MIRIAM OCARIZ(ミリアム・オカリス)
スペインのデザイナーの展示をやっていた。
普段、この場所は週に何回かクラシック音楽の演奏をしている。
この辺りは昔の伯爵とか公爵のお屋敷街だったので、
内部もかなり気にかかっていた。
MIRIAM OCARIZは名前ぐらいしか知らなくて
今回初めて見たんだけど、自分でイラストを描いているそうで
テキスタイルがかわいい、カットも面白い。
そして、いつものちょっとやりすぎなぐらいコッテリデザイン。
ホームページで以前のコレクションの様子をみた。
洋服は悪くないけど、ヘア、メイクがなんだか
洋服のイメージと違う様な・・・。
この展示をみてから、サイトでコレクションを見ると
ちょっと違和感がある。
どうせだったら、もっと激しく違うイメージした方が
説得力あるとおもうんだけど、
ヘアとメイクのせいで中途半端な印象。
舞台でショーとしてみるよりはこのような展示の方が
テキスタイルとか、カッティングの面白さが伝わると思う。
展示の洋服の中でも気に入ったのはこの、黒のワンピース。
素材はウールメリヤスで縮柔してフェルト化。
スカート部は別の薄い生地。
写真では影になっていてよく見えないけど、
肩にかけてのラグランの切り替えもきれいに形が出ていて素敵。
お屋敷の内部は天井の絵がすばらしいけど、
保存状態が非常に悪い。普段は1階部分しか使われていないようだ。
そうそう、なぜこんな展示をやっているかというと
来週からマドリッドでスペイン・ファッッション・ウィークが始まるから。
今、世界ではあちこちでモード関係の人たちが忙しく動き回っている時期なのです。
場所 PALAU DALMASES C/de Montdada 20
(ピカソ美術館の斜め前)
9月21日まで開催 11:00〜19:00 いつでも入場無料
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