2014年 11月 25日
静物画を見ると思い出す。。。
カタルーニャらしくて気に入っている。
3点とも同じ作者だと思うが、ネギ(カルソッツという焼きネギ料理用)の絵は、
子供の頃の嫌な記憶がよみがえる。。。
小学校の頃は本を読んだり絵を描いたり、
一人で林を散歩したりしていたおとなしい子供だった。
幼稚園の妹が団地の集会所でやっている子供の絵の教室に通いだしたので、
私もなんとなく行く事になった。絵は得意だったから、
妹だけ通うのは癪だったのかもしれない。
教えてくれる先生方は今でもはっきり思い出す。
芸大と武蔵美のヒッピー学生。女性2名と男性3名ぐらいだったか。
リーダー格の女性は「きき」先生。教室の名前も「樹々の会」だったと思う。
後になって思えば、モンパルナス「キキ」だったのか。
南沙織のような黒髪センターパーツのロングヘアーに浅黒い肌。
Tシャツにベルボトムのシーンズ(ヘルメットに角材でも似合ったかも)
ある日、教室に少し遅刻して慌てていたせいもあって、
どんな風に描けばいいかも頭が真っ白。
その日のモチーフは野菜。
ネギにカリフラワー。人参もあったな。
カリフラワーが自分の真正面向いてるのは
どんな風に描けばいいと思う?しかも小学校4年生ですよ。
ああだこうだとやっているうちに水彩絵の具はドロドロに混ざり合い、
クリーム色のモヤモヤとした訳の分からない物体が出来上がっていたのだった。
「きき」先生はちょっと怖くって、でもその絵の教室で描いた絵は
今でも思い出せるぐらい記憶にある。もちろん巧くかけた絵も。
最悪な絵はそのカリフラワーだった。
大人でも真正面のカリフラワーは描けないよ。