2012年 12月 10日
バルセロナの路線バス
バルセロナはバスの便が良いので、
時間があるときはなるべくバスを利用する。
車窓からは徒歩では見えない景色が見えてくる。
東京のように「都営バス」「TKバス」などの種類がないので、
バスも地下鉄も同じ切符で乗車でき、支払いの時に迷ったりすることもない。
こんな風に蛇腹で2両が繋がったバスも。
女性ドライバーもよく見かける。
写真にはないけど、昇降時にお客の乗車しやすいように下に傾くのもある。
ベビーカーを留める場所と固定しておく為のベルトも完備。
もちろん、シルバーシートもある。
バスに乗って毎回思うのが、運転席の斜め横の座席に
いつも客が座っていて、運転手と世間話をしている事だ。
あれはどう見ても新人運転手の研修や指導には見えない。
日本ではまずあり得ない光景。 運転席の後には
「走行中は運転手に話しかけないでください」
と、プレートが取り付けてあるし。
知らない場所でバスに乗った場合、運転手になにか尋ねるのに
いちいち信号待ちや停留所での停車でのタイミングを見計らう必要がある。
結局、声をかける事ができなかったりして・・・。
(昔、日本でものすごく愛想の悪い運転手に出会った事があって、
ちょっとトラウマになっているのかもしれない)
こっちの運転手はそうやって最前席に座っている客と話をしていて、
運転に集中できるのだろうか。
できるんだね、お口の文化のラテン民族は。
呼吸をするように自然におしゃべりができるんだ。
あの人達は会話する事が文化だから、適当にうまく合わせる事に慣れているんだと思う。
話しかける客のほうも人生相談じゃないんだから、適当な返事でもかまわないだろうし。
そうやって、(たぶん)適当にお客に合わせて、または座りっぱなしだから
お口の運動のつもりでおしゃべりしながら運転するドライバーをみて、
時々スペイン人との会話が面倒になるときはああやって、うまい事しのげばいんだと、
勝手に自分で言い聞かせるのであった。
ちなみに、こっちでは運転手に行き先などを尋ねて嫌な顔をされた事は一度も無い。
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