2012年 05月 19日
ガラスネガから19世紀を覗く
他にも数枚この男性のネガがあった。同じ書斎で撮影されており、
執筆業だったのかもしれない。
ガラスネガでこの時代をドレスを見つけたのは初めて。
1800年代後半ぐらいだろうか。
スペインとフランスのピレネー山脈にあるカトリックの聖地「ルルド」
人口15000人ほどの小さな町にも関わらず、奇跡の起こった地という事で
年間600万人以上の巡礼観光客が世界中から訪れるそうだ。
病人はストレチャーに寝たまま、車いすに乗った人たちが付添人と一緒に参る場所。
ドキュメンタリーで見た限りでは、メインストリートは浅草さながら
お土産店が立ち並び、聖母の形をした泉の水を入れるボトルや、
電飾のつく聖母マリア像など様々なスーベニールが売られている。
(中国製ではご利益がなさそうだ)
ルルド・クッキー、ルルド・チョコレートなんかもあるに違いない。
バルセロナからはそんなに遠くないので、ルルドのスーベニールは頻繁に見つけられる。
いつか、ちらっと行ってみたいが、まったくの野次馬観光なので、
ホントに奇跡を願ってゆく人たちには申し訳ない気もする。
よくみるとボーラー・ハットをかぶった男性や、
1900年初頭のスタイルのドレスの女性が見える。