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<ボブレノウ共同墓地その2/Cementerio de Poblenou>

そろそろ日本はお盆も近くなり、あの世からみんなが戻って来る頃。
先日のお墓参りの続きで日本の墓参りをしたつもりになろう。
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十字架にもいろいろある。これはケルト十字。
クネクネした縄模様が特徴。
ここではカトリックの他、いろんな宗派の十字架が見られる。
スペインの北西部にもケルト民族がいたそうだ。

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花輪と本を持つ天使が家族の墓を守る。
遺体はある一定の期間人間の姿のまま保管され、その後火葬して灰にするそうだ。
ヨーロッパには日本と同じく「骨壺」って物があるのかな。
それとも好きな入れ物にいれるのか?

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こちらも一族の墓。中は小さな礼拝室になっている。
こういった礼拝室が付いた墓には必ず、ガラスの入っていない窓がある。
ガイドが言うには、遺体や遺骨からなにかガスのような物が出るそうで、
それが室内にこもらないようにする為だとか。
もしかしたら、私のつたないスペイン語で間違って理解してるかも。


さて、このポブレノウ墓地で一番見たかったのは・・・・
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「死者に口づけする死神」の彫刻。
以前、友人から借りたバルセロナの墓地の写真集で見た物だ。
かなり不吉な彫刻ではあるが、美しい。
死神にキスされたから亡くなったのか、それとも亡くなったから死神がやって来たのか。
この死者は若くしてなくなったようで、それがとても切なく感じる。
台座に詩が刻まれている。
  (他のことを頭に入れるのが精一杯で詩の内容まで覚えていないよ〜。)

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背骨が映画「デビルズ・バックボーン /El espinazo del diablo」に出てくる
悪魔(?)の背中と同じように飛び出ている。
あ〜、これが悪魔の印なんだ。
腕があるのに翼がある場合、骨格はどうなっちゃうんだろう、って
しげしげと観察する。絵画は多少ごまかせるけど、彫刻だとそうは行かない。


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墓地の正面玄関にはケシ/オピウムの彫刻。
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ここにもケシ。
ケシはスペイン語で「adormidera」
「眠らせる」という動詞から来ている。
死者の安らかな眠りを気遣う様々な彫刻がたくさんある。

1時間半程度のカステリャーノガイド終了後、
ガイドの男性は次のカタラン語によるツアーが待っている。
カタラン語の方が参加客は多く、ゴシック系の若者の4人組もいた。
墓地内部の撮影は禁止だけど、私達はガイドと一緒だったので大丈夫。
実はこの日、地元テレビ局の撮影があった。
ヨーロッパ各地の有名墓地に関する本が出版されるそうで、
その第一弾がここボブレノウ共同墓地だとか。
こんな墓地巡りに外人は珍しかったようで、インタビュアーのターゲットに。
でも、お断りしておきました。緊張するとしどろもどろになるでしょ。
その収録が放送されたかどうは不明。
たぶん写っていると思うけど。その墓地の本も見てみたい。
by patronistaT | 2010-08-09 02:52 | 古い建物