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<ボブレノウ共同墓地/Cementerio de Poblenou>

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先月、POBLENOUの共同墓地へ行ってきた。
毎週に第一と第三日曜にガイド付きの墓地めぐりがあるのだ。

この墓地はバルセロナの近代の共同墓地のなかでも一番古く最初は1775年に作られた。
その後、ナポレオンの部隊によって破壊され、
1813年にイタリア人の建築家に再建された。
もう、いろんな興味深い話が盛りだくさんな中で
とても以外だったのは、バルセロナの墓地に必ずある
引出し状の墓は実はとても古いということだ。
墓地の敷地は3〜4に別れており、入り口に一番近いスペースに
その引出し状の墓が団地のように並んでいる。
たいていの外国人は「遺体を引き出しに入れるなんてな」
と、思うようだけど、これは死後はだれでも平等であるようにとの
その当時では進んだ考えから考案されたものだったそうだ。

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  最近リフォームされた物はガラスと金属の窓付き。
  賃料を滞納している墓には、督促状が貼られていることがある。
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  ブロンズのレリーフ付き。ランプの装飾が多く見られるのは
  暗い世界に灯りをともすため。
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  造花の献花が多いのは陽射しが強く乾燥した気候からきた習慣だろう。
  墓地の入り口には生花の出店もあった。
  写真左端の奥にハシゴが見える。キャスター付きで上の階の手入れもできる。
  だけど、高齢者には危ないな。
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その墓団地を通り過ぎると、美術館かとおもうぐらいの
美しい彫刻の数々・・・。
こちらの方が時代は新しい。
産業革命が起こり、繊維産業で儲けたブルジョアたちは
死んだあともその財力を利用して見せつけたかった。
  ここで発想が逆行してしまったんだね。
以前、知り合ったフランス人の芸術家の言葉、
「芸術活動にはお金がないとね。」
「民芸」というのもあるけど、
美しい物を作り出すにはある程度の財力は必要だな。

この墓地はモデルニスモよりも古い時代の物なので
装飾もバルセロナの市内で目にするのと、ちょっと雰囲気がちがう。
ネオ・ゴシックっていうのだろうか、もっとおどろおどろしい感じ。

ブルジョアの墓石はまた次回で・・・。


バルセロナの墓地のサイト

他に面白いサイトをみつけたので。
私が行った事あるのは田中絹代、開高健、佐田啓ニ、ダリぐらい。
私も「墓マイラー」かも・・・。このサイト、ちょっと感動・・・!
世界の墓地
by patronistaT | 2010-07-30 03:27 | 古い建物