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Ninette/ニネッテ スペイン映画2005年

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Ninette
2005年のスペイン映画
ニネッテと言うのは主役の若い女性の名前。
舞台は1959年スペイン。スペイン人青年がパリに住んでいる友人を訪ねる。
パリはいいぞ〜、女性はきれいだし、みんな外で抱き合ったりキスしたりしてるんだぞ。
と、友人から吹き込まれてパリへの夢が広がる。
1950年当時のスペインはまだフランコ政権時代。
他の欧州先進国では考えられないような生活。
必ず語学学校で過去形の学習の話題にあがるのが
昔は・・・
 ー女性が外で労働する場合は家長の承諾が必要だった。
 ー離婚と堕胎は禁止だった。
 ー出版物、映画、芝居に検閲が入った。
               等々・・・。
1972年『ラストタンゴ・イン・パリ』も上映禁止で
バルセロナでは国境を越えて
フランスのペルピニャンまで見に行ったというのは有名な話だ。
たとえば、蚤の市でみつかる古雑誌。
イタリアやフランスだと少々エロチックでキッチュな物も見つかるけど、
スペインでは皆無。厳しく禁止されていたから。
そういう、時代背景を知っていると映画はさらに面白い。

さて、アンドレスはパリに住む知人アルマンドを訪ねるのだけど、
これがまた、かなりつまらない奴。
バトー・ムシューに乗りたい、キャバレーに行きたいよ、と言っても
「あ〜、おもしろくないし、高いだけだからやめておけ」
    ちなみにスペイン語こういう奴を「agua fiestas」と言う。

アンドレスの宿泊している所はアルマンドの紹介で
スペインからの移民の家庭でパリ育ちの年頃の娘がいる。
そんな美しく若い娘とパリで一つ屋根の下で何かが起こらない訳がない。

軽い気楽なコメディ映画。
当時のスペインとフランスの違いや
フランス娘の描き方がおもしろくて笑ってしまう。
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日本ではDVDの発売だけのようで、邦題は
「蠱惑 パリで出逢った女 」
ちょっと違うと思うんですが..。内容とギャップがありすぎ。
スペインでのDVDのパッケージは一番上の写真が使われているが
下の下着姿のが日本のパッケージのようだ。
でも、スペイン語で「この夏公開」見たいに書かれているので
ポスターはこれだったのかな?

台詞の中で
セーヌ川、シャンゼリゼ、エッフェル塔と
パリ観光には欠かせない場所がたくさん出て来るんだけど、
結局、たしか一度もロケのシーンがない。
面白かったので、また見てもいいかな。

監督:José Luis Garci
出演:Elsa Pataky
Carlos Hipólito
Enrique Villén
Carlos Iglesias
by patronistaT | 2010-05-04 23:25 | 映画 CINE