<1906年王女のハンカチーフ/ボビンレース>

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バルセロナから少し北上した海沿いの町 ARENYS DE MAR(アレンチ・デ・マル)
レッ・フィ(カタラン語) と言うレース編みで有名。
ここは300年ぐらい前からイギリス人によって伝えられレース編みが盛んになった。
その当時はフランスやベルギーなどへの重要な輸出産物だったそうだ。
たぶん、ベルギーレースに比べて安価だったのでは?
レースはもともと漁師が魚を捕る為の編みから発展した物で
スペイン、ポルトガルなどは沿岸の街にレースで有名な所があるような気がする。
魚取りの編みの修理などで手先が器用だったんだろう。

余談だけど、
アイリッシュセーター等の編み物はもとは男の仕事。
遭難して遺体の損傷がひどく身元が確認ができない場合、
セーターの模様で判断した。
船乗りの入れ墨も同様。
特に船乗りのセーターはオイルドのウール糸で
重くてチクチクするけど、風も通さないし低温の海水から体を守る。
北の海は想像するだけでも、寒そうなのだ・・・。

このARENYS DE MAR(アレンチ・デ・マル)にはレース博物館があり
ベルギー、イギリス、イタリアのなど各地の手作業が展示されている。
イタリアのレースって以外に素朴。
スペイン産の方が繊細でゴージャスだった。

写真は1906年の王女の結婚式の為のハンカチーフ。
周囲のレースの制作途中、ものすごいボビンの量!!
もう、人間の技を超えているものばかり!
このハンカチーフを作った時の、
ピンの穴が無数に開いた型紙やデザイン画も展示されている。
もちろん、この写真はコレクション入り。

手編みのフィレ・レースと機械編みの両方も展示されていて
人も少ないのでじっくり勉強するのに落ち着ける。
小さな博物館です。

この写真はau_petit_bonheurさん
あなたへのクリスマス・プレゼントですよ。


*ARENYS DE MAR アレンチ・デ・マル
バルセロナから電車で1時間以内 海沿いをフランス方面へ行きます
落ち着いた静かな町 時間に余裕がある方は郊外へも是非!!

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by patronistaT | 2008-12-19 22:00 | アンティーク古道具