海外に住んで、語学以外でまず誰もが不便するのは
                     「食生活」
スペインに住んでいるからと言って、毎日ハモンやパエリアばっかり食べてる訳じゃない。
みそ汁に飽きなくても、毎日トルティーヤはちょっと...、しかも高タンパク。
ご飯に醤油かけて食べている外人見ては、
「ご飯は野菜サラダじゃない」と、思っていたが、
ちがごろはお肉がおかずだったりすると、たまにやってしまう。
外食だって東京ほど各国のレストラン、ニッポンならではアイデアメニューもないし、
どうしたって同じメニューの繰り返し。
だが、東京の波で育った日本人の私は単調という食生活に慣れていない。
今まで旅した海外で食べた料理など思い出し、
勝手になんちゃって料理で食卓を彩る。

もう10年以上前に訪れたベトナムの首都ホーチミン。
自転車の荷台に積んだガラスケースに入ったカスタードプリン。
まるで風呂の椅子にしゃがみ込んでいるような、庶民的な食堂。
通り過ぎる欧州の観光客は私たちがおいしそうに食べているのを見て、
不安そうな、気味悪そうな眼差しを投げかける。
「よくあんな地べたで、変な物食べられるわね・・・」
他国の食文化を偏見の目でみるな。

そういう私もホーチミンで出会ったサンドウィッチには最初は手がでなかった。
フランスの植民地だった影響で、パンはバゲット。でもモンスーン気候だからか、
外はカリカリでは無かった気がする。
中身はパテにハム、これもフランス風。薄切りトマトやタマネギも入っている。
そこになんとコリアンダーを挟みとニョクマムをふりかける。
ちょっと気持ち悪いんだけど、パンにコリアンダー&ニョクマム。
毒味薬の相方が一口食べて「いける!!」
「え、?何、そうなの。じゃ」 おいしいじゃぁないですか。
ベトナムを去る最後の日の数時間、どうしてもまたあのサンドイッチが食べたくて
バイクタクシーを頼み、評判の店まで走った。
また食べたいな〜。

なら、和風サンドウィッチはどう?
そう思って、昼食のおかずのかき揚げを挟んでみた。
ソースはわさびを溶いた醤油。
やっぱりパンはバゲットがいいと思う、油や醤油でぐちゃぐちゃにならないから。
これもかなりいける。
「かき揚げサンドイッチ」で検索すると、けっこうみんなやっているのね。

トルコにサバサンドなるものがあるとか。
だったら、サバの塩焼きサンドとかは。
ツナ以外の魚のサンドイッチと言えば、スペインにもある。
イワシのサンドイッチ。
子供のころ、アメリカのテレビシリーズで「ニューヨークパパ」というのがあって、
小学校の子供のランチのシーンで
「あ〜あ、今日のお昼はイワシのサンドイッチだよ」
たぶん小学生だった私は「イワシのサンドイッチ」とは
イワシ丸ごと皮がこんがり焼けた塩焼きが食パンに挟まっているものしか思いつかなかった。
それから20年以上が経過して初めて訪れたバルセロナのバルの黒板で
あの「イワシのサンドイッチ」を見つけた時は、
忘れかけていた遠い昔の謎が今、まさに解ける時とばかりに注文した。
出て来た物はカサカサのバゲットにトマトが塗りつけてあり、缶詰のイワシが挟んであるものだった。
このときの私はまだカタルーニャではパン・コン・トマテが常識とは知らなかった。
もし、普通のパンだったらまずかったろうな。
ちなみに、マドリッドでは「イカリングフライサンドイッチ」なる物があるそうだ。
みんなもいろんな物を挟んでみてね。
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by patronistaT | 2011-07-31 21:54 | 日記 | Trackback | Comments(5)

Santa Eulalia
1843年に創業した高級ブティック Santa Eulalia。
サイトによると最初の店舗はランブラスにあり
誰もが知っている傘の家のあるPlaza de la Boqueriaにあった。
そして1926年に最初のオートクチュールのコレクションを始める。
写真はメンズの下着。
素材が綾地で後ろ中心に尾錠がついていたので、
昔のスポーツウエアかもしれない。
ナッツのボタンに「Santa Eulalia」の彫りがあったので、ここの物だと判った。
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繊維産業が盛んだった土地柄もあり、豪華なドレスの残骸、
仕立て屋の学校の教本、サンプル、付属等がたくさん見つかり、
そこからバルセロナには欠かす事のできないブルジョアの歴史を想像する事ができる。

日本は一般に「洋装」が普及してからまだ間もない。
森英恵は1951年にブランドを設立、芦田淳が60年代。
そう考えると日本のアパレルの寿命短いな。
欧州はもともと洋装だから、こういう歴史のあるブティックがまだまだ残っている。
Santa Eulalia、一度入ってみたいのだけど、
日本と違っていろんな店に敷居の高さを感じてしまい、おいそれと入る事ができない。
そういう手の届かない別の世界を
遠くから羨望の眼差しで見るのも楽しいことだったりする。
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by patronistaT | 2011-07-31 19:52 | アンティーク古道具 | Trackback | Comments(4)

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これを1枚のカクテルドレスにした。
なかなか思うような形にならず、
一度はさみを入れたら元には戻らない。
1ヶ月間何度も夢に出るほど緊張した。
今までパタンナーの仕事をしてきて
バルセロナではウエディングドレスは2着目で
そして2度、「Eres una artista.」と言われた。
ほめ上手なスペイン人のおかげで薄れていく自身が蘇る。
パーティーがおわってやっとホッとできた。
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by patronistaT | 2011-07-21 22:02 | アンティーク古道具 | Trackback | Comments(2)

fallas de Valencia
日本でも有名なバレンシアの火祭り
なんだか現代のお祭り自体はディズニーランドみたい興味をそそられない。
民族衣装が面白いのでまとめてみた。



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http://www.noticias.com/noticias/falleras



拡大すると・・・スターウォーズのレイア姫。
髪をくるくる積んで棒で固定するのは、
デザインは違うけど同じ方法が中国の雲南省の民族衣装にも見られる。
そういえば昨日、日本にその髪飾りを置いたままなので、
今度持ってこようと思い出したばかり。
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musicaenlanoche-rebeka.blogspot.com



古い写真だとこんな感じ、1900年ぐらいか。昔も今も基本は一緒。
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www.madreconcepcion.com


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http://ruta42.blogspot.com
当然、特に選ばれた未婚のスペイン人の娘さんしかお祭りには出られないんだろう。
ミス火祭りってところか。
大きな櫛が250ユーロ〜、高価な物はゴールドやシルバー製。
ストール:250ユーロ〜
ドレス:10000ユーロ〜
ヘアピンなどのアクセサリー:300ユーロ〜
シューズ:90ユーロ〜
ストッキング:80ユーロ〜       (シューズとストッキングの金額に??)
下着:275ユーロ〜
    なんかドレスがものすごく高いけど、実物を見てみないと何とも言えない。
    おめでたい物だから、ご祝儀価格ってこともあるかも。



最後に服飾関連のサイト。
泥棒に入りたい....。
www.indumentaria.com
ざっと探してみても、民族衣装関連のサイトが日本とは比べ物にならないぐらい山のようにある。
デザインの参考などにどうぞ。
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by patronistaT | 2011-07-09 22:46 | ファッション | Trackback | Comments(6)

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Lamparas de Araña con material reciclado
他にもいろいろアイデアいっぱい。
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by patronistaT | 2011-07-08 18:00 | デザイン/design | Trackback | Comments(0)

土曜日の午後。
地元地域のお祭りの様子。
不況を吹き飛ばしたいかのように昨年よりは人形の数が多い。
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お腹に顔があったっていいじゃないか。

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カタルーニャ伝統のキャップをかぶった大頭。

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こちらも民族衣装の一つ。足下は独特のエスパドリーユ、っていうかスペイン語ではアルパルガータって言う。
日本だと法被に雪駄な感じ。
こっちはヒモ無しのアルパルガータを実に嫌み無く履いている男性が多い。
サイズ選びにもこつがある。

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太鼓隊はちびっ子の時から訓練。
ブリキの太鼓じゃないよ。

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中にいるのは女性のよう。
暑いのにごくろうさんです。

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いろいろな職業の巨人がいる。
これはなんだろう、手には刀と巻物。

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三角定規といコンパスはアルけミスト?
同じ町内会のメンバー、バンダナの色によって参加地域が違う。


ここ数年で観光客向けのアパートメントホテルと移民が増えたこの地域。
以前はもっと盛大だったに違いない。
カタラン語という特有言語でもないと、ここは崩壊するんではないかと思ったりもする。
そのぐらいこのあたりは外人だらけなのだ。
ちなみに、お祭りの太鼓隊などのグループには外人でも参加できるようだ。
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by patronistaT | 2011-07-04 00:05 | 下町風情 | Trackback | Comments(6)

暑いし、明るい夜9時。

夏至を過ぎてこちらは夏真っ盛り。
7月が一番暑いと言われているとおり、今年の7月は暑い。
2週間ぐらい前は、なんだか景気悪いな、と感じるぐらい肌寒かった。
やっぱり夏はこうでなくては。
日本にいる時は感じなかったが
こちらでは5月ぐらいからなんだかそわそわし始める。
夏になると仕事しなくてもかまわないような、
遊んでいてもいいような気になるのだけど、
そうはいかないわけで、せいぜい昼間からテラスでビールを飲んでも
まったく罪の意識を感じなくてもいい程度だ。
  (日本でも休日出勤の昼食にビール飲んでたけどね)
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写真は午後9時のバルセロナ。
初めてパリへ旅したのは4月から5月。
あまりの夜の明るさに夕食を食べ損なったぐらい。
今はそれ以上に明るい夜。散歩するのが楽しくなるけど、
うっかり忘れて9時半ぐらいに夕食の支度に気がついても
もうやる気無し・・・・。


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先週は広場でこの地域の老人会のイベントが開かれた。
ちゃんと舞台を作って、アカペラの独唱、詩の朗読、さいごにセミプロの楽団の演奏。
カラオケじゃないだけましだったが、アカペラの独唱は少々迷惑ではあった。
                (お上手ではないので)
休憩にはサングリアが振る舞われ、夜9時ぐらいに終わった。
スペインの老人は元気である。

先日の夜、暗くなってから帰宅すると我が家の前に人だかりとテントと
ものすごく明るい照明。家に入れないじゃない。
韓国の車メーカーHYUNDAIのCF撮影だった。
今までみた撮影のなかでも一番大掛かり。
昨日は...
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スペインのビールESTRELLAのCF撮影。
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体におもりをつけてぶれないようにしたカメラ。
なんて言うんだっけ?なんとかカム。
去年も同じこの場所で撮影してた。秋バージョンのCF?
でも、エキストラは夏服だしね。遅くないかい?
たぶん、日本だったら夏のビールのCMなんかとっくに去年の冬に撮影が終わって
今は今年の冬季節限定ビールのCF撮影してるんじゃないか。
こんな広場の様子を見ながらスペインと日本の商業を比較してみたりして。
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by patronistaT | 2011-07-02 01:23 | 日記 | Trackback | Comments(8)