人気ブログランキング | 話題のタグを見る

<イタリア人との思い出>

と、いっても甘く切ない思いで・・・ではないのが残念。
昔、初めてバルセロナに来たとき通っていたスペイン語学校での出来事。
夏真っ盛りで最初の1ヶ月ぐらいはほとんどの生徒がバカンスついでに
スペイン語でも習ってみようか〜と言う連中。
夏が終わりかけると引き潮のように人は去り、
生徒でぎっしりだった教室に、わずか4名。
内訳はイギリス人(男)、イタリア人(男)私(女)&記憶にないけど
もう一人ぐらいいたはず。






ある日、少々遅刻して教室に入った。
先生:何をやれば良いか彼女に教えてあげてね。
   と、言って教室を出た。
イギリス人:あのね、このページの"#)&%$VJ'GF#$
私:(突然の『イギリス英語』に焦る・・・
         ベッカムみたいな英語に慣れていないんです)

そして先生が戻って来る
イギリス人:この子、英語わかんないんだけど!
先生:なんでスペイン語で説明しないの?
私:・・・
   (心の叫び「私が日本語で説明しようかぁ〜、しかも標準語でぇ!!」)

たぶん、この日がヨーロッパで傷ついた最初の出来事だったと思う・・・

そして、別の日・・・・・
先生:今日はそれぞれの国の歴史に付いて話しましょう!
私:(歴史か・・・説明できないよ 手短に終わるには何がいいかな〜)
イギリス人は政略結婚で領土を広げた話
日本には世界に知られている歴史の話なんてあったかな〜
仕方がないので、日本書紀に出て来る逸話で、
神様が槍の先に付いた泥を落として日本列島を作った話にした。
だが、ボキャブラリーが足りなくてうまく説明できない・・・

当然、イタリア人はシーザーとクレオパトラ
先生:シーザーとクレオパトラの話は知っているわよね?
私:知ってるけど、大まかにしか・・・

イタリア人が急に怒鳴り始めた
      お前はなんでイタリアの歴史を知らないんだ!
      おれはフジヤマもゲイシャも知ってるぞ!!!
 さらにあれこれ怒鳴っていたけど、理解もしたくなかった。
先生はアジアはヨーロッパとは全く違う文化何だから
と、フォローしてくれただけまだましだ。

最初に出会ったイタリア人がこんな教養もへったくれもない人物だったおかげで
イタリア人に対して偏見を持ってしまった事は言うまでもない。
フジヤマもゲイシャで日本を知っていると思っているなんておめでたい奴
いつまで過去の栄光で生きて行くんだろう
ナポリのゴミなんとかしてよ〜

今はバルセロナもかなりの外国人が増え、学校も多国籍化
韓国、タイ、インドネシア、ロシア、ウクライナ・・・
ローマ字を使わない言語を持つ国の人も増えた
アジアに興味を持っている人も多い。
以前はほんと、形見狭かったです
がんばっても、ちょっと進歩が遅いだけで低能扱いだもんね。
先生もアジアに対して理解がなかったようだ。
私達にしてみれば、スペイン語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語
ほとんどそっくり。
こんなに良く似た言葉をきっちり、動詞の活用もほぼ間違いなく
話す事ができればそれはすごい事だけどね。

一昨年のクラスで、イタリア人、ポルトガル人と同じクラスになった。
嫌な思い出がよみがえる・・・
3人グループで一つの文章を作る授業があった。
イタリア人の書いた文章に動詞の活用の間違いがあったので指摘した。
(人称による動詞の変換なんて日本人には初めてだから、筆記だと以外ときっちり暗記している。)

しかし、無視・・・ 皆で考えて書くのだから、私も積極的にとはいえないけど
とりあえず参加。でも、全く無視・・・・・・。
そして、先生がやって来て私の指摘したところを同じように訂正した。
しかたないので、そのクラスには出席はするけどグループ練習はあきらめる事に。
ニコニコして参加してるふりだけにしときましょ。

旅行でイタリアへ言った時はみんな親切なんだけどね。
なぜか、イタリア人の知り合いは今の所いないです。

にほんブログ村 海外生活ブログへ
by patronistaT | 2008-08-30 19:18 | 日記