合掌

また日曜の午後に飽きもせずにフレデリック・マレ美術館へ。
日曜の3時以降は無料。
一回で全部みようとは思わず、またあれがみたい!と、何度も足を運ぶ。
少しでも新しい事を覚えると、もう一度確認しに行きたくなる。
美術館や博物館は本当に大切な資料。

ふと思った事が。
私たちが欧米の映画でよく見るキリスト教の合掌は
両手の指を折って組み合わせているよね。食事の前のお祈りとか。
美術館で見た像は仏教のように掌を合わせている事に気がついた。
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手を合わせて指先は前に向けている。
この彫刻は17世紀ぐらい。
下の男性二人は文明堂のカステラの包み紙に描かれているような服装。
ズボンが膨らんでいないからもう少し後かな?
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この二人を見ていたら2年前に400年を迎えて色々な行事があった慶長遣欧使節を思い出した。
ほら、下の
支倉常長も同じ様にしている。
調べて見ると、カトリックではこのような手の合わせ方だそうだ。
でも現代では特に決まりはないらしい。でもたしかローマ法王もこうしてたような気がする。
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2年前にこの本を読んでから、「慶長遣欧使節」にとても興味を持ち、
たどり着いたのが遠藤周作の「侍」
泣いた。。。
そして、遠藤周作がカトリック作家としては欧米でも高い評価を受けている事を知って、
他のカトリックに関する本も買って、次の楽しみにしている。
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うろ覚えの学校の歴史で習った事に加えて、
本で知った事で美術館にある彫刻を見る目がだいぶ変わってくる。
宗教を広める、信じるとはなんだろう。
目に見えないもの、答えの無い事を長い年月考えるって。
「侍」はかなり悲しい物語。
同じ長旅で人生を終えた鑑真和上の「天平の甍」の最後でも泣いた事を思い出した。
あ、たんに感動しやすいってことか。

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Commented by efendi at 2015-07-03 17:05
私も同じ博物館・美術館に通うの好きです。好きな展示物は何度見ても良いものですね、勝手に私物化してる気分になります。キリスト教の合掌姿、まったく違和感ないんですよね、不思議なものです。。。ちなみにイスラム教徒って真逆、両手の平を天に向けて祈るんです、なんとなく気持ちが込め辛いというか、慣れなのかしら。。。
さて、来週はこちらにも欧州からの熱波が到達するようで今までの過ごしやすい涼しい初夏も終わり。。。今からバテないように体力作りに励み中でーす。
Commented by patronistaT at 2015-07-05 00:05
こんにちは。私も美術館を私物化してます。
子供の頃に、モナリザやピカソ展みましたが、
あまりの客の多さに見た気がしない!
ここは貸し切り状態でいいです、しかもエアコンで涼しいし。
そういえばイスラムは掌を上に向けてますね。
天からアッラーのお言葉が降ってくるんでしょうか。
アッサラーム アライクム
by patronistaT | 2015-07-03 01:46 | バルセロナ/スペイン事情 | Trackback | Comments(2)