エンカンテス最後の日

何年も前のある日、
アフリカ系移民がたくさん集まって地べたで売買をしていた丸い広場が閉鎖された。
しばらくして、閉鎖だの移転だのという噂を耳にした。
場内の売り場に屋根がついたりして、
なんとか売り手のご機嫌を伺うようなことをし始めた。
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バルセロナの水道局「TORRE AGBAR」とその周囲に残るバラック。
そしてゴミダメのような蚤の市。このコントラストがすごかった。
もうここ以外は都市計画によって「きれい」に変わり果て見る影もない。
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なんだかんだと色々あり、気がついたら、新しい会場は出来上がり、
9月21日に最後の日を迎えた。
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場内に2軒あるバルのボカディージョは最高。
ここは少し前から夫婦の他に息子も手伝い始めたようだ。
子供達は不景気で仕事が見つからないのだろうか。
新しい場所に移ってどんなバルになるのかな。
私たちが食べている間、どうやらバルをチェーン店に加盟しないかと
スペイン人、外人の二人の営業マンが来ていた。
オーナーの女性は最初は普通に接していたが、
最後には「バカにすんじゃないわよ!」
と、アンダルシア訛りのスペイン語で怒っていた。
息子の作った氷入りのエスプレッソを
タバコを持った右手でくいっと飲み干して、仕事に戻る。

ここでの写真撮影は売り手が嫌がるので、今までほとんどしたことがない。
この日は最後という事で、カメラ持参者多数、テレビも来ていた。
今日ぐらいは自由に撮影してもいいよね、だれも止める者もいない。

私たち、その友人もここがあったから辛い時期も乗り越えられた
と、ものすごく悲しんでいる。
来週、水曜から新しい場所で営業が始まる。

一体だれがこんなにしたのかなぁ。
何からに何までピカピカにしてしまって。



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by patronistaT | 2013-09-22 20:35 | バルセロナ/スペイン事情 | Trackback | Comments(0)