バルセロナで日本映画を見る/赤線から妻夫木君まで

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洲崎パラダイス赤信号(1956年)川島雄三
こんなよれよれの三橋達也は初めて見た。
「背広」着てるシーンが1カ所あって、ホッとする。


Filmoteca de Catalunya
バルセロナにはフィルモテカ/Filmotecaという施設がある。
フィルム・ライブラリーの事。
2、3年前にバリオ・チーノと呼ばれる旧市街のとりわけ治安の悪い場所に移設されて以来
値段は上がったものの、映画の種類や本数も増えて大満足している。
特に今年は日本映画の特集が数ヶ月に渡って続いており、
ほぼ隔週で足を運ぶ事となった。ラバル地区に行くのも久しぶりでさらに楽しい。
先月からは日活特集で、中学生の頃から「キネマ旬報」で読んで興味のあった
あの「日活ロマンポルノ」を初めて見た。
当時の年齢では入場でいないし、年をごまかして入れたとしても
女の子がオヤジに混ざってピンク映画見るなんてとんでもない。
さらに日活映画をやっていたのはたしか、千葉でも有名な風俗街にあった。
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神代辰巳監督 赤線玉の井 ぬけられます(1974年)
漫画家の滝田 ゆう氏が時代考証を監修していたんだ。
それを知ったら、1976年にNHK秋吉久美子主演でドラマ化された
「寺島町奇譚」を見たくなったが昔過ぎて画像もYoutubeない、がっくり。
森本レオがすごくうさんくさい男を演じていて、
あれ以来、森本レオといえばうさんくさいが条件反射になった。
  (でもそのうさんくささが好きなんですよ)

フィルモテカの他にCASA ASIA/カサ・アジアでは無料で見る事ができる。

普段はインターネットという便利な技術のおかげで家で見る事が多い。
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最近見たのは「黄金を抱いて翔べ」 (2012年)
井筒和幸監督 
妻夫木聡、 浅野忠信
桐谷健太、溝端淳平
キャスティングが気になっていたので見たのだが、、、
俳優陣はとても好演したと思う。特に妻夫木聡。
「悪人」以来、光と影の間に何重にも層ができてきた感じがする。
でもな、なんだろね。映画自体は今ひとつ色々足りない。
井筒監督、あんまり好きじゃない。
というより、ほとんど見た事ない。見る気がしないのだ。
井筒監督は他の映画を見ていないにも関わらず酷評する癖があるようだが、
私も彼の映画あんまり見ていないので、食わず嫌いはよくないけどね。
よく考えてみたら、現在60歳前後の監督の映画がどうやら好きではないみたい。
  (黒沢 清は別)
私が映画を見始めた時は日本映画は角川絶頂期。
70年代のアメリカ映画から見始めたので、角川とかちゃちに感じていた。
しかも当時の日本映画自体に魅力を感じなかった。
それでも見ないで文句は言えないだろうと、数本は見たけど。
当時、中学生で生意気盛りなのでね。
その時代、日本映画の流れ等も関係あるのかな。

日本映画を新旧いろいろ見て、頭の中でさらに空想の時間旅行にふける。
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by patronistaT | 2013-04-10 00:33 | 映画 CINE | Trackback | Comments(0)