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<casa amatllerとチョコレートのおまけ クロモス>

casa amatller(カサ・アマリェー)
ガウディのカサ・バッリョのとなりにもすばらしい建物がある。
素通りしないで、是非中に入ってみて欲しい。
この屋敷の最初の持ち主はAntonio Amatller
チョコレート会社のオーナーだった。casa amatller
一番下のフロアーは無料で入場できるし、古い写真やキッチンの展示もある。
<casa amatllerとチョコレートのおまけ クロモス>_c0175975_4594088.jpg

建築家はJosep Puig i Cadafalch(プッチ・イ・カダファルク)
  (ちなみにPuig i CadafalchはPuig and Cadafalchではなく全部で一つの名字)
ガウディと同じ時代の建築家で他にも多数の建物がバルセロナ各所にある。

でもこの記事は建物についてではなくて「おまけ」について。
<casa amatllerとチョコレートのおまけ クロモス>_c0175975_56132.jpg

この古くてかわいい紙は「クロモス」と言う、昔の少女の玩具。
遊び方は面子のように落として、ふわっとめくれ上がった相手の紙をもらう遊び。
子供たちは今度は何の模様が入っているか、楽しみにしていたんだろう。
写真の物はチョコレートについていたおまけで1910年ぐらい。
<casa amatllerとチョコレートのおまけ クロモス>_c0175975_554292.jpg

裏を見たら、「Chocolate Amatller Barcelona」ってある!
これはちょっとした感動だった。
ほかにある「Juncosa」「Moncau」も今はもう無くて、
このようなおまけ品がコレクターの中で売買されているだけ。
こういう古い紙に印刷されている住所の場所が知っている所だったりすると
なんだかタイムマシンに乗った気分になる。
今回このクロモスを手に入れたのは、どうやら紙類ばかり扱っている
アンティークショップが廃業したので出たようだった。



ついでにチョコレート関連...
チョコレートはコロンブスが南米からカカオを持ち込んだのが始まりで
最初のチョコレートの歴史はスペインから。
Museu de la Xocolata/チョコレート博物館
博物館内には入ったことがないが、中にカフェテリアがあり
チョコラーテ(ホット・チョコレート)がおいしい。
最初にスペインで甘い物屋さんに入ったとき、
初老の男性がチョコラーテにさらに砂糖を入れるのを見てギョッとした。
実は、チョコラーテ自体には甘みはほとんどないので、
板チョコは好きだけど飲むのは..、という私でも砂糖を入れる。
日本はミルクチョコが主流だけが、こちらはカカオたっぷりのビターが好みのようだ。
ついでにcacaosampaka.も。
ブラック・オリーブ味などの不思議チョコの初体験した。
by patronistaT | 2010-05-31 05:19 | アンティーク古道具