2010年 05月 27日
スペイン語はおもしろい!
今、盛り上がっているトピックスは、
ーースペインで耳にする面白い発音の英語ーー
といっても、私たち日本人にとって笑っちゃう英語のスペイン語式発音。
例えばファスト・フードの「Macdonald」
日本人が発音すると「makudonarudo」
これは英米人にもスペイン人にも笑われる。
日本語は子音と母音がセットになっているから。
特に関東の場合は最後の母音の後の子音が消える傾向にある。
関西人の合い方がマクドナルド!と言うと、
スペイン人友人は毎回大爆笑。
Jesus(ヘスス)もhesusuと発音するので同様。(hesusと言わないと。)
スペイン語は頭が「S」から始まる単語がない。(はず)
だからSteve Macqueenはエスティーブ・マックイーン。
もっとひどくなるとエステベ・マクエーン。(あんまり聞いた事無いけど、こういう発音)
言わずと知れたNIKEは
「ニケ」と言う。でもこれはギリシャの「サモトラケのニケ」がシンボルだから
「ニケ」の方が正しいと思う。
ちなみにスペインではバルサのユニフォームに「NIKE」のロゴがない。
これはスペインに「NIKE」という別のスポーツ・シューズの会社が有る為に
使えないと聞いたのだけど、真偽のほどは不明。
私が今までに一番理解に時間がかかったのが
「catering」ケータリングね。
日本語の発音だと「keetalingu」
スペイン語だと「katerin」
最初に友人が「カテリン」と言っていた時には女性の名前かと思った。
それでも、スペイン語読みの方が英語の綴り書く時には判りやすい。
発音では無いけど可笑しいのが、
「puenting」(プエンティン)
「puente(橋)」+ 「 -ing」=橋から飛び降りるバンジー・ジャンプ
「zaping」(ザッピン)テレビの番組をバラバラと流し見すること。
これはスペイン人も他の外人も英語だと思ってたけど、
英国人いわく「そんな単語はない」だそうだ。
和製英語「ナイター」同様、西製英語とでも言えばいいかな。
(今ではナイト・ゲームが定着している。)
英語の単語や固有名詞の場合、
どこまでスペイン語発音にしていいか判らない時がある。
たぶん英米人なら普通に自分の国の発音のまま言っていると思うが
私にとってはそちらも外国語。中途半端に発音して判らないのなら
いっそスペイン語風の方が分かりやすい。
昔、東京で仕事をしたデザイナーの話。
奥さんと一緒にニューヨークへ行った時のこと。
ちょうどその当時公開だった映画「ターミネーター」を見に行く事にした。
チケットは一つの窓口で売られているので、
見たい映画をもぎり(死語)のお姉さんに自己申告。
話題の映画だから、彼の前後には当然ニューヨーカーの列。
彼は映画の切符を買う程度の英語は話せるのだけど、
知っている人と話すのではないし、ちょっと緊張。
彼の前の客も「ターミネーター」を選んでいるので
皆の発音を聞きながら口の中で練習。
「ターミネーター、
ターミネーター、
ターミネーター・・・」
(最後のはありえない!)
さて、ついに彼の順番が回って来た。
「The Terminator,please!」
窓口のおねえさん、前後の客がどっと笑い!
聞いているだけでも冷や汗・・・。
この話を聞いてからもう、「Terminator」って言えなくなった。
それよりも、「Terminator」を見て
「テルミナトール」って発音してしまいそうになる自分が悲しい...。
それでも、やっぱりスペイン語が大好きです。