2009年 07月 25日
バルセロナ夏場所前半戦 まとめ
新緑の初夏があり、いや〜な梅雨。
こちら、バルセロナではもう5月ぐらいから初夏〜夏な感じにさしかかり、
6月半ばには夏到来の行事がある。
バルセロナのムードがそうさせるのか、
日が長くなってくるとなんだかソワソワしはじめ、
「夏だ、夏だ〜」となにかしなければならないような気がしてくる。
別に旅行に行く訳でもなく、普通なんだけど。
なんで7月も終わりなのに今更、5月や6月のことなんだ、
と、お思いでしょうが、写真の整理をしていたらなんとなく初夏のまとめを
しようかなと、思っただけです。
慌ただしい毎日の中、こんな事が起こっていたのでした。
Corpus Christi(コルプス・クリスティ)
日本語では聖体祭というらしい。
セマナ・サンタ(イースター)の60日後で
キリストの聖天をお祭りすると聞いたけど、あってるかな?
いずれにしても6月上旬の1週間ほど、地味〜に行われる。
小さなパティオ(中庭)の噴水を生花で飾り立て水の勢いで卵が踊る。
旧市街にこんな場所が数カ所もうけられる。
ガイドブックにはのっていないし、看板もないので見逃してしまう。
運良く散歩してる人だけが得した気分を味わえる。
たしか、去年は水不足で水無しでお花の飾りだけだった。
水で楽しむって、こちらでは贅沢なことなのだ。
ふんだんに水のある日本にいた時はあまり実感なかったな。
ちなみに卵の中身は空っぽ。
バルセロナは気候のせいで花の種類も東京とは違う。
東京はね、どこのどんなものでも売ってるけど。
久しぶりに見るあじさいに日本の梅雨を想像した。
カテドラルはただいま改修中。
2009年に終了と聞いているが、いつ終わるのか?
2009年は12月まであるけど・・・。
屋根のてっぺんで皆を見守っている
「サンタ・なんとか様」(女性の聖人 名前は忘れた)は
地上に降りて来てきれいにしてもらうそうだ。
近くで見られることは滅多に無い機会。
そしてサン・ジョアンで夏が来た。
6月23日はSan Joanというお祭り。
せっかく友達にもらって、初めて見たので写真に収めてみたが
ボケてる・・・。
ジャックとマメの木の豆みたいでかわいいが、
子供用の爆竹。毎年この日は友人宅で夏到来のパーティーに行くのだが、
その前にサンプルを納品しに行った友人宅では...
家の中で爆竹騒ぎ!!! 少し頂いて来た訳。
どこの家でもパーティーでと花火大会。
鎌倉や隅田川の花火大会のような大輪の打ち上げ花火があるのではなく、
友達や家族でショボイ花火を揚げるのだ。
外は花火の音と火薬の匂い。
この雰囲気が夏が来るのになぜか物悲しく、
バルセロナにいるんだな〜と感じたりする。
この日、地下鉄は朝まで運営。
浜辺ではどんちゃん騒ぎでムードがないので、私は絶対に行かない。
その昔はね、広場で不要になった家具等を燃やして
お祭りしていたらしいが、やはり防災上問題があると言う事で
とっくに禁止されている。
でも、中には悪ガキがこんな事をしでかしたりして、
カッコいい消防隊員が登場し、ものの数秒で消火し去って行った。
笑い事ではない。
Corpus Christiの踊る卵の飾りとSan Joanの花火はバルセロナだけ。
夏は行事で盛りだくさんなのだ。